…知識とは最初に教皇全体主義に立ち向かおうと、或いは解放されようと試みた欧州域の運命である:
“…折しもその時、まるで敵国領であるかのようにプロバンスを支配していた教皇の地方総督が殺害された。
それはイノケンティウス(教皇)に求めていた口実を与え、そして当然その機会を逃すことはなかった。彼はアルビジョア派とヴァルド派に正規の十字軍遠征を呼び掛けた。この十字軍遠征に40日間参加することを受け入れる者全てに借金に対する利息の負担を免除され、彼等の過去と未来の全ての罪から赦免を与えられ、更には生涯に渡り一般法廷の裁判権の下に置かれることはないであろう。(…)ベジエの街が征服された時、兵士達は疑問を抱いた:「どのようにして異端者等を他の人々より区別すればよいのだろうか?」。答えが見つからず、彼等は精神的助言者の資格を持つとして従う教皇の特使に尋ねた。
―子供達よ、その聖なる人物は彼等に答えた、おやりなさい、そして誰一人として生かしてはいけません。彼等が主の前に姿をさらす時、主はご自分の信者達を見分けられるでしょう。”